意識的に油を選んで、摂取していますか？
私たち人間のカラダにとって、脂質（油）は、とても重要な栄養素です。
細胞膜や体内のホルモンの生成などに油は必要で、油がなければ人間は生きていくことができません。ただ油と言っても、私たちが摂取する油にも様々なタイプがあります。
活力ある健康的な体を維持していくためには、体に適したタイプの油をバランスよく、摂取していくことが大切です。
現代人が不足しがちな脂肪酸
私たちが摂取する油は、構成する脂肪酸の種類によっていくつかのタイプに分かれます。
・飽和脂肪酸（常温で固体で存在）
・不飽和脂肪酸（常温で液体で存在）
一般に、飽和脂肪酸は、肉・卵・牛乳など動物性脂肪に多く、常温では固体で存在します。飽和脂肪酸は血液中で固まりやすいことから、摂りすぎると、血圧などに良くないといわれています。
一方、不飽和脂肪酸は、植物性脂肪に多く、多価不飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸に分かれます。さらに、多価不飽和脂肪酸には、オメガ３系とオメガ６系があります。
不飽和脂肪酸
多価不飽和脂肪酸
オメガ３系（αリノレン酸）
オメガ６系 （リノール酸）
一価不飽和脂肪酸
オメガ３系のαリノレン酸とオメガ６系のリノール酸は、どちらも体内で生成されず、必須の栄養です。
市販されている植物油やマーガリンなど、そのほとんどがリノール酸のため、現代人は、リノール酸を必要以上に摂取していると言われています。
厚生省によると、オメガ３系（αリノレン酸）とオメガ６系（リノール酸）の摂取比率は、１：４が理想とされていますが、現代の日本人はリノール酸で調理される揚げ物やスナック菓子や洋菓子をたくさん食べる傾向が多く、実際の摂取比率は、
メガ３系（αリノレン酸）：オメガ６系（リノール酸）１：１０以上と言われています。
オメガ３系に比べ、圧倒的にオメガ６系の摂取割合が多く、バランスが取れていない方々が多い状況です。
オメガ６系オイルの過剰摂取すると、体内のホルモンバランスが崩れて免疫の乱れや高血圧などに関連するリスクがあります。
また、炎症や免疫に影響を与えることから、アトピー性皮膚炎や花粉症、喘息などのアレルギー疾患との関連も疑われています。
そのため、厚生労働省も日本人の食事摂取基準についてのなかで、油の質にも考慮する必要があり、フラックスオイルのようなオメガ３系オイルを増やすべき栄養素として推薦しています。
オメガ３系の摂取に適したフラックスオイル
オメガ３系オイルとオメガ６系オイルをバランスよく摂取することは、私たちの健康と美容にとって、とても大切な事です。
オメガ３系オイルの摂取に適しているのが、 フラックスオイルです。フラックスオイルは、亜麻仁油とも言われフラックスの種子からつくられます。
古代より最高のハーブとしてエジプト・インド・ヨーロッパなどで愛用されてきたオイルで、メディカルハーブとも言われてきました。
フラックスオイルには、健康な体に必要なEPAやDHAのもととなり、ホルモン、細胞膜、脳の材料となるオメガ３系オイルのαリノレン酸が、大変、豊富に含まれています。
みずみずしい皮膚の生成にも、影響を与えますので、美容的にも大変、重要なオイルであると言われています。
また、「リグナン」も豊富に含まれているため、年齢を感じ始めた中高年の女性や、朝のスッキリが足りないと感じる方にもおすすめです。
カナダ産フラックスオイルの特徴
このフラックスオイルは、平均気温の低いカナダのオーガニック農場（名産地カナダ・アルバーター州）で栽培されたフラックスの種子（ゴールデンフラックスシード）を低温圧搾（コールドプレス）したもので、化学溶媒や高温抽出はしていませんので、世界各地のフラックスオイルの中でも品質が高いと言われています
具体的には、以下の特徴があります。
1.低温圧搾未精製（ていおんあっさくみせいせい） … 低温で圧搾されていますのでトランス脂肪酸を含みません
2.黒ガラスボトル（遮光性） … 太陽光・蛍光灯などの光から油を守ります。油は光で酸化してしまいます
3.Pro-Cert認定/JOBA認定 … カナダの厳しいオーガニック基準をクリアし、JOBA（一般社団法人日本オイル美容協会）の認定により品質の高さが認められています。
4.高リグナン含有種子使用 … 朝のスッキリが足りないと感じる方、年齢を感じ始めた女性にも最適です
・Non-GMO（遺伝子組み換えでない）種子を使用。
・添加物、保存料等を一切加えておりません。合成着色料・合成保存料など化学薬品は一切使用されておりません。
フラックスオイルの摂り方
大さじ１杯（15mg）にオメガ-3脂肪酸が約8000mg含まれています。加熱しないでください。直接または、加熱しない料理（ドレッシング等）にお使いください。
他にも納豆に混ぜたり、パンにつけたり（焼いたパンにつけても栄養素は失われません） 、サラダにかけて召しあがりください。
皆さんも、オメガ3系オイルを積極的に摂取して美容、健康、アンチエイジングにむけて、よりより生活を目指しましょう。
